ブログ「もみじ市民ホール」
2021年4月の記事

ご近所の手で 故人様を送り出す

2021
04/04
葬祭部 義積です。

葬儀会館で執り行われる場合、葬儀社が中心となり進めてまいります。唯一、香典の受付は、自治会の方にお手伝いをお願いする場合があります。それでも最近は家族だけで執り行う場合、自治会のお手伝いをご辞退される事も増えてきました。コロナの影響もあり、当たり前だった多くのことが簡素化になり、葬儀そのものが大きく変化しています。

先日公民館葬を担当しました。自治会の方が中心となり、会場準備から片付けまで、本当に段取り良くされていて驚きました。ご自宅から公民館まで故人様を移動させる時には、自治会の方が数人で棺を担いでこられました。
 
長年お付き合いのあったご近所の方々の手で送られる事は、葬送の原点というと大げさですが、本来の形にような気がします。

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配偶者の死

2021
04/01
葬祭部 義積です。

男女で比較すると、配偶者の死別は、女性よりも男性の方が影響を受けやすいこと言われています。ある研究結果によりますと、妻を亡くした男性の余命は、同年齢の平均余命よりも短くなる可能性が30%も高かったそうです。しかし、夫を亡くした女性にはこうした傾向はみられなかったという事でした。一概にはいえませんが、女性より男性の方が強い悲しみを持たれているイメージがあります。

昨年2月にお亡くなりになりました元プロ野球選手の野村克也監督が、奥様の沙知代様を亡くされた後に出版された本「ありがとうを言えなくて」にこのような言葉で綴られていました。「家の中の目の届くところはサッチ―だらけなのに、おまえだけがいない。このがらんどうの人生を俺はいつまで生きるんだろう」。言葉のひとつひとから奥様を亡くした深い悲しみが溢れています。多くの方が、恐妻のイメージを持たれていましたが、お互いを思いやる仲の良いご夫婦だったのだと思います。

配偶者や大切なご家族を亡くされた時、悲しみに襲われます。同じ家族であっても同じ悲しみを体験するとは限りません。ある人は死を納得し、ある人は深い悲しみに陥ることもあります。症状も期間も様々です。かける言葉も「がんばれ」「しっかりしろ」という激励の言葉ではなく、悲しみの状態を理解し、寄り添ってあげてください。

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