ブログ「もみじ市民ホール」

直葬

2020
07/22
葬祭部の広田です。

今回は「直葬」についてお話します。

直葬とは死亡した医療機関や施設から葬儀告別式を行わずに、お寺様のお経もあげずに直接火葬場へ行くことを指します。直葬という言葉は広辞苑に載っているわけでもありませんので、おそらく葬儀会社が作った造語でしょう。日本では年間数万件の直葬が行われていると聞きます。

経済的な面やお付き合いの面なども考慮してのことだと思いますが、皆さんの記憶にも新しい、コロナウイルスで死亡した芸能人の方も病院から直接火葬場へ行きましたので言わば直葬です。そのニュースをご覧になって「最期なのに顔をみてお別れできないなんてかわいそう」と思いませんでしたか?私はそう感じました。個人的な意見ですが私にとって葬儀とは、お世話になった地域の方や友人、会社関係、一緒に育った兄弟姉妹、親類の方々に最期を見送ってもらう、また言葉をかけていただく、故人様を偲んでいただく場だと思っております。本来は仏教の場合「葬儀式」ですので故人様をおくる儀式のためなのですが意味合いは人それぞれ感じるままにで良いと思います。直葬を否定するわけでもなく、葬儀社として豪華で高価な葬儀を薦めているわけではありません。

ただ多くの場合葬儀は子供が親を見送ることがほとんどです。「石に布団は着せられず」という言葉がありますが、最後の最後の親孝行は葬儀でしっかりと言葉をかけて見送ってあげる事ではないかと私は思います。祖母がいつの間にか亡くなっていて、世話をしていた親戚から3日ほど経ってから「直葬で済ませたから」と一報だけよこされた経験があるので自分の親の時にはしっかりと送りだそうと心に決めております。
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