ブログ「もみじ市民ホール」
2018年12月の記事

お花でそろばん

2018
12/13
葬祭部の杉上です。

先日、担当した方はそろばんの先生でした。
高校を卒業後、そろばん教室を始められ60年。仕事一筋の人生でした。
教え子のお子様、お孫様...と生徒は増えていき、その数は1万人余りにもなられます。

先生の子供さん達と打ち合わせをしていて、祭壇に花を飾りたいと言われたので、お好きな花や色は有りますか? と話を進めていると〝そろばん〟の形を作って欲しいと言われました。
「もちろん、好きなデザインも出来ますよ!」と打ち合わせを終えて、生花業者に注文すると‥‥

「えっ!!そろばんですか!作った事無いです」
「そろばん自体が無理なら、そろばんの珠の形でもよいので考えてください!!」

そんなやり取りををして、設営当日ドキドキしながら式場に行くと、祭壇の真ん中に〝そろばん〟が有りました。

そろばん.jpg

私には〝そろばん〟に見えるけど、子供さん達は分かってくれるか不安でしたが、
通夜前に式場に来られた子供さんたちが「そろばんが有る!」と言っていただけて一安心。
会葬者席からも「そろばんやなぁ」という声も聞こえたので、さらに安心しました。

ご家族の気持ちを形にし、故人様らしい祭壇での良い葬儀となりました。

年忌

2018
12/11

葬祭部の横田です。

いつの間にか丹波に来て半年が過ぎていました。
私事ですが、一軒家で一人暮らしを始めたり、色々とご縁があって猫を飼いだしたり、
お休みの日は少し探検したり、割と楽しく過ごしてます。

そういえば葬祭業に就いて、使う事が多くて今では知ってて当然の事になってしまいましたが、
最初の頃は「これ、そういう意味だったのね...。」と思ったことがあります。

まずは年忌の事。

四十九日、一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌...と続き、三十三回忌や五十回忌で弔い上げとなります

四十九日はそのままです。亡くなった49日後。
一周忌もそのまま。亡くなった1年後。ここまでが喪中といわれます。
ちょうどタイムリーなお話ですが、喪中ハガキを出すのも亡くなった年の年末ですね。

ややこしいのはここからです。
三回忌は・・・?
三年後?

実は2年後です。
七回忌は6年後。

...つまり数え年なのです。

ご存じでしたか...?
私は知りませんでした。

身内だと、母方の祖母がすごく律義に法要を執り行う人なので、
ずいぶん前に亡くなった親類や、私が小学生の頃に亡くなった祖父の回忌法要を、祖母の家で集まってしていました。

毎回母方の親戚の誰かしらから連絡が来るのですが、ちょうど今年5月にも十七回忌の法要があり、
「そろそろ命日かー!17年かー!だいぶ経つなー!呼ばれたから行っとこう!」ぐらいの気持ちでした。

違うんです...。
17年ではなかったのです...。
...数えなので、16年です。

そういえば享年も数え年ですよね。
あれも意味があって、少しでも長生きしたように見せるために享年を使うそうです。

ちなみに神道だと式年祭といって、数えではなくそのままの年数で行うそうですよ。
分かりやすくて良いですね。


男って弱い...?part2

2018
12/07
葬祭部の佐々木です。

前回ブログを書いていた時にふと、
「先立たれた男性はどうして弱ってしまうんだろう?」
と、気になったので調べてみました。

とあるアメリカの大学の研究では、妻に先立たれた男が早死にする確率は、平均より30%も高いという結果が出ていました。
妻と離別した男性は平均余命が9年、死別は3年以上縮まるという研究データがあります。
逆に、夫に先立たれた女性には、こういった傾向はほとんど見られないようです。
男性側としては深刻です...。

何故こういった結果になってしまうのか...。誰だってできる事なら健康に長生きしたいですよね。

平均的には女性の方が、男性よりも多趣味で、友人も多い事が関係しているそうです。
確かに男性でこれといった趣味が無く、仕事に打ち込んでいる方は、どうしても仕事上の付き合いの方が多くなっていきます。

そういうわけで、定年後のほぼ唯一の人との関わりである「妻の死」という大きなストレスを発散できず溜め込み、結果体を壊す事になってしまうのでしょう。
逆に女性は趣味や友人でうまく分散していくので、あまり影響がなくなるということですね。

...となると、男性はもっといろんな所で人間関係を分散したり、趣味などでやりがいや楽しみを見つけるといいのかもしれません。
まぁ性別に関わらず色々なお付き合いをしたり、何か楽しい事を見つけたり、色々な所に出かけたりする事が多い人は、やはり若々しくエネルギッシュに感じます。

そういう関係性や趣味作りも、人生を楽しむこと...そして後には終活に繋がるのでしょう。
亡くなった後も「こういう人だったな。これが好きだったな。」なんて偲んでもらえたら素敵ですね。

自分も何かそういうものを見つけて、一日一日を楽しく過ごしていきたいです。

思い出の曲

2018
12/05
葬祭部の広田です。

先日、お葬儀前の打合せの際に喪主様より
「故人がこの曲が大好きだったので式の時に流してほしい。」と言われました。

故人様が生前から奥様におっしゃられていたようで、私も是非流したいと思ったのですが、
どんな曲なのかお伺いしたところ海外のバンドグループの曲でした。
知らないグループでしたので、どんな曲調か分からず、
少し不安でしたが聞いてみるとバラードでゆったりした曲でしたので安心しました。

もみじ市民ホールでは、ご当家のご希望とあればどんな曲でも流してあげたいという気持ちはあるのですが、
さすがに、お葬式中にロックや演歌の激しい曲を流すことは、会葬者の方もおられますので、お受けすることはできません。

今回のお葬儀では無事お別れの際に流すことができて、故人様もきっとお喜びになられていると思います。

20181201.png

お葬儀って縁起が悪い?

2018
12/03
葬祭部の奥川です。

最近よく耳にする「終活」
私も、終活についてお話をさせていただく事がありますが、
その中でも、昔の終活と、今の終活に焦点をあてています。

一昔前は、「お葬式の事や、お墓の事を考える事は縁起でもない!」
と考えられてきました。
葬儀って不幸な事なので当たり前ですよね。
人間不幸な事は、考えたくないですよね。

しかし、今はどうでしょう。

自分の葬儀の事や延命治療の事は、
自分で考える時代になってきました。

葬儀の事前相談も増えており、葬儀会館の前を通ると、
無料相談受付中と書かれたのぼり旗が掲げられていますよね。

今は、事前に情報を入れておくことが当たり前の時代になっています。

もみじホールでも、事前相談は随時受付しております。
ぜひお気軽にお越しください。
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