ブログ「もみじ市民ホール」
2017年9月の記事

湯灌だからこそ

2017
09/18
葬祭部の杉上です。

大人になってから親の体を洗ってあげられたこと、ありますか?

幼いころは親に体を洗ってもらい、洗い方を覚えます。

自分で体を洗えるようになってきたら
「お父さん(お母さん)の背中洗ってあげる!」と
洗ってあげられた方もおられるのではないでしょうか。

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大人になって、親になり、お孫さんに恵まれる頃には、自分の親とお風呂に入ることは、旅行にでも行って一緒に大浴場に入らなければ無いと思いますし、男性の方は母親と女性の方は父親とは、本当に入ることはないと思います。

先日、お湯灌を立ち会わせて頂いて、息子さんが94才のお母さんの体を洗っておられる姿がとても印象深かったです。きっとお母さんの体を洗われるのは久しぶりだったかもしれません、腕と足を丁寧に優しく洗われておられました。

湯灌が終わり、身支度が整ったきれいな姿を見て、きれいになって良かったなと声をかけられておりました。

湯灌だからこそ、最後に親の体が洗ってあげられます。
「長い間おつかれさま、ありがとう」そんな感謝の気持ちを込めて、お湯灌をおすすめします。



出棺の掛け声

2017
09/15
葬祭部の瀬川です。

先日、近所のおじいさんとお話をしている時に「出棺の時にクラクション鳴らすの嫌なんやぁ。なんで鳴らすんやろ」と口にされました。
確かに。会葬に来られた方なら一度は疑問に思ったことがあるかもしれません。出棺の際に大きく「ほわーん!!」というような音がしますよね。
私も詳しく知っているわけではなかった為、少し調べてみました!

色々な由来があるようですが、私がなるほどな、と思った2つをご紹介します。
①最後のお別れの意味
霊柩車に乗ってしまうと、もう故人に会うことは出来なくなります。そこで、お見送りへ来てくれた方々へ向けクラクションを鳴らすことで、最後のお別れの意味を持つと言われています。
②今から出棺をするという合図
会葬に来られた方が多いと多いほど、霊柩車を見てのお別れは困難になります。クラクションが無いと、いつ出棺したのかも分からぬまま旅立ってしまいます。
そこでクラクションを鳴らすと、出棺のタイミングが分かり最後に手を合わせお見送りすることができます。出棺の掛け声のようなものですね。

クラクションは重要な意味を持っているんですね。
都会の町では、音が大きく長いクラクションを鳴らすのが困難な所もあり、クラクションを短くしたり、音を小さくしたりと工夫をされている所もあるようです。

粋な旅姿で、お旅立ち

2017
09/14
会葬にお越しの方に、故人様の生前の写真や趣味の作品や小物などを思い出コーナーで紹介することがあります。

先日は、踊りが好きだった男性の葬儀を担当しました。踊りで使用した時代劇で見る旅衣装など思い出がたくさん詰まったものをご家族様がお持ちくださいました。

故人を偲んでいただけるように思い出コーナーに飾りました。



この思い出の品々を柩の中に入れてあげたいと思うのですが、限られたスペースしかありません。どうしたら・・。

そして出棺の時、棺の上に旅衣装の三度笠と道中合羽を掛け、粋な旅姿でお旅立ちになられました。

きっとあの世でも、その衣装を着て、得意の踊りで周りの方々を楽しませてくれることでしょう。



義積

葬儀の風習は地域ごと

2017
09/13
葬祭部の広田です。

もうすぐ入社して3ヶ月が経過しようとしています。
何度か葬儀を経験し一番難しく感じたこと、それは「地域によって葬儀の風習が異なる」という点です。
この山南町内でも風習は様々ですので、これが全国規模になると大変なことです。

例えば「前火葬」や「骨葬」が一般的な地域もあるようです。山南町内ではない風習です。
ではどのような地域に多い風習かというと、実は全国的に点在しており、東北から九州に至るまで各地にこの風習が残っています。
その中でも特に多くなる地域が山間部、海辺の集落に多いようです。

理由としては次の点が考えられます。
・親族などの関係者が集まるのに時間がかかる
・湿度が高い地域や潮風が吹く地域の為、遺体の状態維持が困難
このような地域では問題になってくるので「前火葬」や「骨葬」が主流になっているのだと思われます。

地域特有の風習が残っているのにはきっと何らかの理由が存在するからなのでしょう。
全国の風習を理解し覚える事は大変なので、せめて山南町内の風習は覚えるよう頑張ります。

事前相談

2017
09/11
先日、お葬儀をお手伝いさせていたお宅のお話です。
お葬儀が終わり、お家へお伺いした時に奥様がこんな事を言われました。

「事前に相談へ行っていたので落ち着いて送り出す事が出来ました。」

事前に相談に来られ、亡くなってからの事を細かくお聞きになり、お亡くなりになられた時にどうしたら良いのかを詳しくお話させて頂きました。
そして、亡くなられた時には落ち着いた口調で連絡を頂きました。
故人様を迎えに行き、ご自宅へお連れして、打ち合わせに入る時もかなり落ちついた様子でお話をしてくださいました。

生前相談なんて縁起でも無い!と言われる方もいます。
しかし、葬儀にかかる費用や、何を準備しないといけないのかを事前に分かっていると、先に準備ができ、その分故人様の傍にいてあげる事が出来ます。
お家の方も落ち着いてゆっくりとお別れが出来ます。

昔は縁起でも無いと言われていた事前相談、今は相談数も増えています。

葬儀や仏事等で困られている方、些細なことでも相談にのりますので、お気軽にお立ち寄りくださいね。

奥川
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