ブログ「もみじ市民ホール」

納棺ができること

2017
01/27
ある納棺のお話です。

納棺は、故人様の身支度を整えてから、お顔剃りをします。
剃った後には、ご家族様にきれいに拭いていただき、
ラストメイクを施します。
この故人様は顔色が少し白くなっておられましたので、
健康的な肌色のファンデーションにしました。
最後にドライシャンプーをして、髪を整えて終わりです。

身支度を終えた故人様を見て、ご家族皆さん
「きれいになった」
「ようなった」
「元気そうな顔になった」
と、喜んでいただけました。

そのなかで
「亡くなってから、辛くて悲しくてしかたなかったけど
 今の顔を見て悲しみが半減しました。
 ありがとうございました。」
と、おっしゃって下さる方がおられました。
私も、お手伝いをさせていただいて、
本当に良かった、と思えた瞬間でした。

お亡くなりになってから、葬儀告別式を迎えるまでの時間の中で
納棺はとても大事な役割があります。
1つは故人様のために、できる限りのことをしてあげること。
もう1つは故人様の顔をさわり冷たさを感じ、
手を触って体の硬直を感じ、
生きているのではない‥‥‥と実感することです。

故人様としっかりとお別れすることで、
感謝の気持ちが生まれ、
ご家族も心の痛手を最小限に抑えることにつながります。

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1人でも多くの家族・親族で納棺を見守ってください。

杉上

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